足裏を正しく使って歩けていますか?足裏の筋肉は足首やふくらはぎ、太ももなどと密接に関わり正しい歩行には欠かせません。足裏は身体の面積のわずか2%の面積でありながら全体重を支えバランスを保つ重要な役割を担ってますが、現代人の多くは足裏を十分に活用できておらず聴きなれない言葉かもしれませんが『浮き指』と呼ばれる問題が見られます。これは歩行の際に足指が地面にしっかり接触せず踏ん張れない状態のことです。浮き指の原因の一つに幼児期の生活習慣があり、特に3歳〜6歳の頃には十分に歩かなかったり靴が合わないことで問題が生じやすくなります。浮き指になっていることで足裏で体重を均等に支えることができず、ふくらはぎや太ももなどに負担がかかってしまいます。その結果、現代人の生活は頭が重心より前になった姿勢で作業をすることが増えて猫背や腰痛を引き起こし疲れがたまりやすくなっており身体が前に傾くことを防ぐ運動が重要だと考えています。 また足裏の筋肉が弱いと転倒のリスクも高まりますので正しい足裏の使い方を日常的にサポートできるように『感覚とエビデンスの融合』をさせた下駄を開発してます。下駄の形状はトライポッドフット(母趾球/小趾球/かかとの中心)をしっかり使うことを意識して研究しているのがGETA LABOの特徴でもあります。
足の接地面は不安定になりやすいという原理があります。
靴では着地時に接地する面積が広いため、個々のクセが出やすく、正確に接地をくりかえすことが困難です。
怪我などの不安がない方は「圧が一定で左右差も小さい」という可能性が高い事が研究結果としてわかり、下駄によってバランスを整える事で良い生活習慣を過ごせるようになると期待しています。
また「GETA LABOの下駄を使い5分間の運動(下駄トレ)」を行なった時、以下のような変化が見受けられました。
<左足>
1. 足指全体が使えるように
2.かかとに体重が乗りすぎることなく、足全体で身体を支えられるように
<右足>
1.前足部にバランスよく荷重できるようになり、安定したフォアフット接地ができるように
▼実際の研究動画はこちら
・様々な履き物でのデータを解析
・GETA LABO有り/無しで足踏みをした場合
Tripod(3点バランス)
principle of leverage(テコの原理)
ground reaction force vector GRFV(床反力ベクトル:足圧変化の部分のこと)
「GETA LABOのABC」とされているキーワードが3つ存在します。
1.Assist アシスト「下駄は動きを助け、スムーズな歩行を可能に」
・運動力学に基づいて設計されたGETA LABOの下駄は効果的な歩行や走行を可能にします。
・かかとを持ち上げる動作と、下ろす動作を交互に行うための力点が明確になるため、かかとを下ろす動作が行いやすくなり、自然とかかとが持ち上がります。
・歯を全面的に使うことで軸を作り安定性(stability)を高める『Joint by joint theory』(ジョイントバイジョイント理論)
2.Balance バランス「多くの筋肉と神経に働きかける」
・下駄の歯が一本であることから、常にバランスを取ろうとすることで常に足から体幹まで筋肉が刺激されます。
・多くのエクササイズグッズは、その場から動くことができないが、一本歯下駄は自由に動き回ることができます。
様々な動作を行うことで、より実践的な神経の働きを促します。
・予測的姿勢制御向上→バランスをとり脳に働きかける『Tanticipatory postural adjustments』
3.Corrective 修正・矯正「目的別に使い分けることができる」
・下駄の歯と鼻緒のサイズが様々あることで、足の関節の固定力や力の入れ方に違いが出て、苦手な動きを練習することが可能になります。
・バランスボールのように常に動き続けているわけではなく、動作毎に答えが明確にあるため、継続的に練習を行うことによって自分自身の感覚を高めることができます。
・力の吸収と力の発揮が調整される『ロッカーファンクション機能』
GETA LABOの一本歯下駄は「フラット・ステップ・ダウンヒル・アップヒル」という、 4つの基本形で使うことができます。
GETA LABO 技術開発責任者 石田 奈生 酒井医療社の協力のもとポータブル3次元動作解析マイオモーションを使って、実際に使用している際の関節の骨モデル化する試みも行っています。 |